▲▽▲ 共晶ハンダ(鉛の公害問題)について ▲▽▲ |
ハンダには鉛が40%位含まれていますが実際にこれがどうしてダメなのでしょうか?鉛といえばどういう害があるでしょう・・・昔だとガソリンのオクタン価向上のため鉛が使われていました。この場合排ガスから鉛がばらまかれるのでかなり危険でした。(今のガソリンには鉛は入ってないので安心してください)また最近では水道水に含まれる鉛が問題になり浄水器などが売られています。
実際にハンダ(鉛入)はどうして良くないのでしょうか?
鉛ハンダを使っている全ての製品(電化製品・自動車など)で通常使用しているときは問題ないのです。ところがその製品を廃棄しますとどうなるでしょう。
電化製品を捨てる-->ハンダの付いた基板などに雨が降る-->鉛が溶け出す-->地下にしみ込む-->
地下水に鉛が溶け込む-->最終的に人間が鉛を微量に含む水などを飲む(もちろん海へ流れ魚の餌となり人間へ)
上記のようなサイクルで人間に害を及ぼします。また困ったことに雨が酸性雨ですのでより一層溶け出し方が倍増します。電化製品などを捨てるときは必ず市などで決められた方法で捨ててください。また法律などで捨てる場所も厳しくなっていますが(防水シートなどの対応)結果的には捨てているのに変わりないのが現状です。このままでは将来はどうなるか解りませんが・・・。
環境を考え捨てずに済むものは捨てないで修理するとかフリーマーケットやオークションなどの方法でリサイクルして使うように心がけましょう(最終的にゴミはなるべく出さないように考えてみてくださいね)
☆☆もしハンダに自信が出来たのであればぜひ鉛フリーハンダに挑戦してみてください!☆☆
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